その他の妊活成分:乳酸菌やコエンザイムQ10など

妊活成分:乳酸菌

腸内環境

乳酸菌の働き

妊娠しやすい体を作る為には腸内環境を整えることが重要です。腸というのは消化官の末端に位置する臓器で、腸内環境が良くない状態ではいくら栄養素を摂取してもきちんと体内に消化吸収されません。逆に身体に有害な物質を発生する場合もあります。

妊娠しその状態を継続する為にはビタミン、ミネラルといった栄養素は欠かすことが出来ません。食品やサプリメントから栄養素を摂取しても腸内環境がいい状態でなければ意味がないのです。それに腸内環境を改善することは免疫力のアップに繋がります。

腸内環境が悪化すれば免疫力は低下し混乱を招く結果になります。免疫機能は体に害を与える物質を攻撃して体を守る為にあります。なので攻撃部隊の大半が腸管で作られています。免疫力が低下すると病気になりやすくなり、混乱したら攻撃相手を間違えてアレルギー症状が発生します。

精子や受精卵は体にとって異物に該当しますが女性の体を攻撃するモノではないと言えます。ですが免疫機能に混乱が出れば精子、受精卵を排除しようとし妊娠の妨げになる場合があるのです。要するに腸内環境を改善することは妊娠しやすい体になるということが出来るのです。

腸内環境を改善する為には

腸内環境を左右するのは腸内の常在細菌で、常在細菌には善玉菌、日和見菌、悪玉菌とが存在します。善玉菌が増えて優勢になれば腸内環境は良くなりますし、逆に悪玉菌が増えて優勢になれば腸内環境は悪くなります。

そして善玉菌の代表格と言える乳酸菌を摂取することで腸内環境を改善出来ます。食生活を改善してヨーグルトや野菜、味噌、醤油などより乳酸菌を摂取する方法もありますが、今は乳酸菌を手早く確実に摂取できる乳酸菌サプリメントが販売されています。また妊活サプリメントの中には乳酸菌が配合されている商品も存在します。

妊活成分:コエンザイムQ10

コエンザイムQ10

女性の年齢が高くなると妊活も長期化する傾向があります。その原因は卵子の質の低下にあると言えます。質が低下した卵子を良くすることは出来ないので、不妊治療においては質のいい状態の卵と出会う確率を高めることが行なわれます。

不妊治療では卵巣を刺激し卵巣内に残っている質の高い卵子と精子が巡り会い着床する確率を高めるといった方法を取ります。排卵誘発剤を使用するのが一般的で卵巣を刺激することで出来るだけ沢山の卵子を採卵し妊娠できる力を備えた卵子との出会いの機会を増やそうとします。

さらに食生活の改善やサプリメントによる妊活では、卵細胞が健康に育つ為に細胞内のミトコンドリアを増やすことが有効と考えられています。、そしてミトコンドリアのエネルギー源になる糖質、脂質、エネルギーを作る働きをするタンパク質、ビタミンB群、ビタミン、鉄、亜鉛といったミネラル。

さらに脂質をミトコンドリアに運搬する働きをするのがLカルニチンで糖質を運搬するのがαリポ酸です。さらにATPを作る最終段階で必要になるのがコエンザイムQ10と呼ばれる補酵素なのです。

だからコエンザイムQ10を妊活成分の1つとしてサプリメントに配合されている商品も存在します。あとまだ研究段階ですがコエンザイムQ10には卵子、胚の質を改善する働きと高齢女性が健康な妊娠をする可能性を高める働きがあると言われています。

ある教授が体外受精、顕微授精を受けている女性を対象に比較試験を行なった結果コエンザイムQ10を摂取しているグループの方が状態のいい胚を数多く得ることが出来たといったデーターを報告しています。なので35歳以上の女性が妊活をする場合はコエンザイムQ10も摂取するようにすれば妊娠の可能性がアップするかもしれません。

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